先日奥さんが防災用品の点検をしていたら、ラジオの電池が液漏れしており
新しいのを買うことにしました。
防災用のラジオって日常使いじゃなくって、防災リュックや防災袋、箱に入れっぱなしに
なりがちですよね。そもそもラジオなんて車でしか聞かない人も多いのでは。
いざ使うとなったとき、電池の液漏れ、腐食、そもそも電池が手に入らないで
ただの箱になってしまったら防災ツールになりませんよね。
そこで手回し充電機能付き(これが「発電」と称さないことに注意!)のものを
検討してみました。
ラジオっていうのはすでに完成された商品で、ラジオとしての機能はほぼ横並びです。
ただ、いざというとき壊れていた、動かないでは困りますので、ノーブランドの激安品は
避け、日本ブランドに絞りました。って言っても今やMade in Japanラジオなんてなかなか
無いので、結局中国製なのですが・・・。ここでは信頼度を買います。
それと、FMワイド仕様。昨今はIT化によるノイズ環境悪化、鉄筋集合住宅増加などにより
AMラジオの受信環境が劇的に悪化しており、AMラジオ局のFM再送信化が進み、クリアな音質
で聞けるようになりました。これが旧式のFMバンド(76-90MHZ)仕様だと聞けないのです。
災害時は広い敷地と大電力、大規模送信装置を必要とするAMラジオよりFM送信設備のほうが
小回りも聞くし、耐性があるようにも感じています。先の災害でもコミニティFMの活躍が
報告されています。
それらを考慮し、ソニー、東芝、パナソニックから選んだのが、写真の
東芝のTY-JKR5というラジオ。コレ一択でした。
手回し充電機能って、手回し発電したその電気でその場でラジオを鳴らすのではなくて
いったん内部に充電してある一定量電気がたまったら音を鳴らす仕組みです。
その「内部に充電」ていうのが曲者で、一般的に充電に使用されるニッケル水素電池って
のは、使わないでずっと放っておくと、なんと使えなくなってしまうというのです。
いざ災害時に使えない???
そこで、この東芝のTK-JKR5では、ニッケル水素電池に代わり、スーパーキャパシタ、
いわゆるコンデンサーを使い、長期保管でも充電性能を保持するようにしているとのこと。
この機能でコレ一択になりました。
イザというとき、電池液漏れで使えない、手回し充電も使えないじゃ意味ないですもんね。
3社の中でも、リーズナブルな価格、コンパクトで軽いっていうのも利点です。
ちなみにスーパーキャパシタで検索すると他社でもいくつかありますので、広く検討されたい
方は調べてみては。
まあ、長期保管で壊れていようがちゃんと使えようが、一回も使わないで済むのが一番ですけどね。
あと、防災用品は定期点検(食品の入れ替えももちろん)を忘れずに!
kiitos楽天ROOMでも紹介しています。
詳しい仕様はメーカー(東芝エルイートレーディング)さんへ
ちなみに、現在はラジオを買わなくてもスマホ+Radikoで放送は聴けるのですが、キートス、大災害の時に携帯電話回線、データ通信
だけが無事生き残っているというのにはいささか懐疑的です。送信所一か所(スタジオからの回線も重要ですが)が無事なら情報伝達が
できる「ラジオ」、見直していいのではと思っています。自営無線回線?のためアマチュア無線局も維持しているのです。
ご安全に!
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